忍者ブログ
[3193] [3192] [3191] [3189] [3190] [3188] [3187] [3184] [3186] [3182] [3183]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
銀のロバ
警戒しているのか、子供を巻き込まないようにしているのか、最初のうちは姉妹二人に距離を置いて少しつれなく接していて、でも、姉妹が持参した食べ物を味わって少し打ち解けて、といったように、チューイさんが子供たちとの距離を少しずつ縮めていく様子が丁寧に描かれていたと思います。

ミルクを持ってきたマルセルが、ビンを振って(目の見えない)チューイさんに音を聞かせてあげる仕草があって、細やかな心遣いに見ている方も嬉しくなると同時に、森の中での兵隊さんとの出会いに高揚している子供たちの心情が伝わってきたりして、楽しかったです。

後半、チューイさんが、少し高い所(木の切り株?)に立って姉妹に話しかける場面があるのですが、子供二人の目線が上がるからでしょうか、まだ見ぬ海の向こうの世界だったり、自分達の未来だったりをチューイさん越しに見ているような、強い印象を残す場面でした。

パスカールの、戦争や兵士に対する興味の持ち方だったり、そういったパスカールに対するマルセルの反応だったりが、いかにも、それぞれの年代の男の子、あるいは女の子、といった様子で見ていて面白かった。

ジャックのロバのエピソード、「母さんの台所のにおいがした。」というような短いセリフが受け渡されてゆくのですが、敵であるはずの鉄兜をかぶった狙撃兵がボソリと一言加わるのがちょっとユーモラスだったり、ファブリースがバイクの話をする場面では、マルセルが楽しそうに乗り回す真似をしていたりするのも記憶に残っています。

あと、「一日一日を」の女声二人で交互に歌われる箇所が本当にきれいで、戦争によって損なわれてはならないかけがえのないものが凝縮されているようにも感じました。もう少し長く聴いていたかったです。

書き込みが長くなってしまってすみません…。
NONAME 2017/05/30(Tue) 編集
感謝
こんな素敵な感想をいただいて、私達も感謝と共に勇気100倍です。これからも皆さんに言葉にはできない色々なものをお届けできたらと願い、旅を続けて参ります。
井村タカオ 2017/06/02(Fri) 編集
カテゴリー
最新コメント
[10/19 NONAME]
[10/17 こんにゃく座HP係]
[10/15 コルシカ]
[10/13 島田大翼@尼子鬼平]
[10/10 NONAME]
バーコード
Powered by ニンジャブログ  Designed by 穂高
Copyright © All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]