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銀のロバ
ロバにまつわるエピソードが劇中劇としていくつか挿入されたり、単に子供だけの話ではなく、戦争も含めた大人の世界と向きあったり、など、一時間半という、オペラとしては少し短かめの時間の中に様々な要素が含まれています。また、結末は明らかにされず観終えたあとであれこれ想像する余地をかなり広く残していたりして、どの側面にフォーカスするか、5人の登場人物のうち誰の視点でみるかで随分印象が異なったものになってくると感じました。
(個人的な話で申し訳ないのですが、十年近く前、とある国の家庭に数日間お世話になる機会があり、その家の3人の子供が、男の子とその下に妹二人という、要するに「銀のロバ」の兄妹と同じ構成でした。 姉妹が仲良く結託している様子とか、子供たち(だけでなく大人も)がはるか東の島国に興味を持って色々聞いてきたこと、夏の朝、家族と一緒に食べた美味しい朝食(こちらは、パンに卵に生野菜、オリーブとチーズと蜂蜜、飲み物はミルク、ではなく紅茶、でした)など、銀のロバを観ていていると記憶が呼び起こされます。)
森の中でチューイさんを見つけたときの姉妹の会話が面白くて一気に物語に引き込まれたこと、美味しそうにミルクを飲む様子とそれを見ている姉妹の嬉しげな表情(後でチューイさんがビールを飲むときはまた違った表情を見せて、そのコントラストも楽しい。)、最後、チューイさんを送り出すときのパスカールの毅然とした様子、「でも35キロも遠いね…。」とポツリとつぶやくマルセルの声、後半の「一日一日を」の二重唱がとても美しかったこと、などが印象に残っています。
(最後になってしまってすみません、記事ありがとうございました。あと、開演直前のカウベルも、お話にふさわしい雰囲気を作りだしていてよかったです。)
(個人的な話で申し訳ないのですが、十年近く前、とある国の家庭に数日間お世話になる機会があり、その家の3人の子供が、男の子とその下に妹二人という、要するに「銀のロバ」の兄妹と同じ構成でした。 姉妹が仲良く結託している様子とか、子供たち(だけでなく大人も)がはるか東の島国に興味を持って色々聞いてきたこと、夏の朝、家族と一緒に食べた美味しい朝食(こちらは、パンに卵に生野菜、オリーブとチーズと蜂蜜、飲み物はミルク、ではなく紅茶、でした)など、銀のロバを観ていていると記憶が呼び起こされます。)
森の中でチューイさんを見つけたときの姉妹の会話が面白くて一気に物語に引き込まれたこと、美味しそうにミルクを飲む様子とそれを見ている姉妹の嬉しげな表情(後でチューイさんがビールを飲むときはまた違った表情を見せて、そのコントラストも楽しい。)、最後、チューイさんを送り出すときのパスカールの毅然とした様子、「でも35キロも遠いね…。」とポツリとつぶやくマルセルの声、後半の「一日一日を」の二重唱がとても美しかったこと、などが印象に残っています。
(最後になってしまってすみません、記事ありがとうございました。あと、開演直前のカウベルも、お話にふさわしい雰囲気を作りだしていてよかったです。)
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