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オペラ『白墨の輪』は、2月8日に無事千秋楽を迎えました。




1978年の初演から、37年の時を経て今に蘇ったこのオペラ。こんにゃく座では1990年以来、実に25年ぶりの上演でした。気合十分。稽古の始まった1月4日から、キャストもスタッフも大変に濃密な日々を過ごしてきました。



はじまりの頃はフラットな床であんなシーンを作ったりしていたのが



最後までとにかく一通り坂手さんに見ていただいた頃にはセットが組まれ



こんなドキドキシーンの稽古もばっちりできました



女歌手の幻の登場シーンや



幻のダンスラブシーンもありました。





稽古時に名札を貼って気合を見せる若者。

左側の高岡由季は、今回がこんにゃく座初舞台。大先輩たちの熱気に毎日激しく揉まれ、初々しく奮闘しておりました。


出演者が多く、みんな着替えがあるので衣裳合わせも大仕事。



音楽監督もカツベキのアクセサリーを一緒に選びます。


バッチリ☆

富山さんがこんなにイヤリングの似合う男性だったなんて、とんでもない新知見です。


もちろんミヘルくんもフィッティング!




衣裳が仕上がる前には役者が自分で仮のものを用意するのですが、

この老婆のイソギンチャクぶりといったら、お腹がよじれるかと思いました。


動くと海中のようにふわふわ揺れるのです。
この方は「おぐりとてるて」の時も千手観音の冠をナイキの真っ赤な空き箱で作ったりしていて(ちゃんと中央にナイキのマークがくるようにしてあったのです)、毎回仮衣装・仮小道具大賞をあげたいくらいです。今回も貴婦人の役でショールの代わりにジャージを頭にかぶってきたときはおもしろすぎて呼吸困難になりました。




さてさて、大変に見応えはあるけれども危険と隣り合わせだったこのセット。


世田谷パブリックシアターでの仕込みの様子も壮観でした。



楽器もこんな感じに。



一生懸命照らしたり


必死で材料を運んだ甲斐あって


迫力満点の装置ができました!



この舞台、3階席から見ると傾斜があまり感じられず、みんなが滑ってゆくのが、水面を泳いでいるように見えました。見る角度によって印象ががらりと変わる面白い装置です。

大御所も多いキャスティングで、みんなの足腰が心配な日々でしたが、大きな事故も無く乗り越えることができました。日々の鍛錬の賜物ですね!






素敵な装置と素敵な衣裳、そして劇場入りして驚いた、美しい照明。

みんなのテンションも上がってゆき、日々進化してゆくのが感じられて、とってもわくわくしました。


ワクワクしすぎてこの方はこんなジャラジャラしたイカサマ坊主になってしまいました。



ほんとうは、毎日若者の育成に力を注ぎながら、憎たらしくもチャーミングなアツダクをバーンと見せつけてくれる素晴らしい方なのです。



稽古場でも劇場でも毎日稽古していた「3つの声」チーム。


3人でバランスを取るのはなかなか大変なことです。誰がよそ見しても成立しない。チームワークがものをいいます。


こちらの3人は自由なのにどこか通じ合っていてとっても愉快。



そしてこちらも3人のイケメン。


一緒に出てくることはありませんでしたが、同じ宮殿の兵隊さん。洗濯する女中を一緒に眺めたりしていたかも?
この左側のシモンさん、

稽古中は魚肉ソーセージやバナナなど、長細いものばかりを食べていました。

誕生日はタルトよりもロールケーキがよかったかしら。

こうして作られたたくましい身体で

激しい転げ落ちぶりを披露するシーンも。


肉体疲労を恐れず肉体を披露する方です。



舞台上であんなに壮絶なバトルを繰り広げた領主夫人とグルシェも、舞台裏では和気藹々


料理女とだって仲良しです。



素敵な領主の旦那様は


自分の首が晒されている時、舞台の端でシンバルを叩いていたのです。


気付いたあなたはこんにゃく通!



舞台下からもその動きが注目されていたミヘル坊や


初めて見た日はただの人形だったのに


どんどん本当のミヘルくんになりました。


舞台袖で添い寝…ミヘルが2人!?



2人といえば、‘ダブル佐藤’の医者はいつでも息ピッタリでした。

達者なコンビ芸!


そして、「夫婦漫才」から始まった稽古の中、発展し、ぶつかり合い、支え合って進化した物語歌手の2人。


踏んできた舞台の重みを感じる、どっしりとした、それでいてどこかキュートな2人でした。




魅惑のBODYで視線を独り占めしたルドウィカさんの


あの「危険な武器」は、ご本人のお手製。縫っているのを近くで見ると手術のようで怖かったです。


現こんにゃく座員で唯一、『白墨の輪』初演の舞台に立っていたこの方までも虜にしてしまう肉体なんてすごすぎる!



そんなルドウィカに夢中になる姿も愉快にみせてくださった楽士さま方


スタンドプレイは、それはもうワクワクする瞬間でした。


木管カルテットとピアノに編曲されたこの2015年版白墨の輪。
この編成はこのオペラにとてもふさわしいとたくさんのお声をいただきました。
それもこれも、楽しく頼れる楽士さんがいてくださるからに違いないのです!



そしてこの方があのグルシェ


こんにゃく座の「白墨の輪」のこれまでの再演では、3人の役者が同時にグルシェを演じたり、交代でグルシェになっていったりする演出もあったのですが、今回はたった一人でこのグルシェ役に立ち向かいました。

毎日朝から晩までずっと稽古していた太田さん。


見るたびに、グルシェがグルシェとして生き生きと動くようになっていて、とてもドキドキしました。


お花を抱えて嬉しそう。やったね!


女の園!





こうして無事に千秋楽を迎えたこのオペラ。
本当にたくさんの方のお力添えにより、笑顔に包まれて終演できました。


木管四本とピアノという編成に編曲し直したこと、演出に坂手さんをお迎えしたことなど、再演といっても新しい物語が大きく生まれ、育っていった日々でした。
以前の『白墨の輪』をご覧になった方からも、また初めてご覧いただいた方からも、「素晴らしい作品だった」と言っていただけたことは、私たちにとってとても大きな財産です。


書ききれないスタッフの方々への感謝と、見に来てくださった、応援してくださったお客さまへの感謝、そして見守ってくれている光さんへのありがとうの気持ちを胸に、2015年の『白墨の輪』は幕を閉じます。
またいつかお目にかかれますように…




ありがとうございました!





写真:姫田蘭さま、座員のみなさま
文章:熊谷みさと







+ + + + + + + + + +





☆おまけ☆


ミヘルにこっそり服を着せる音楽監督。あたたかい親心です。
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